大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

大学や高等教育関連、法令の解説が中心のブログ

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雑感

増え続ける大学生のアンケートや調査~学生はどれぐらいの調査に答えないといけなのか~

近年、学生への調査は年々増えつつあります。 私が勤める大学でも昔は数年おきに行う学生生活調査と授業アンケートだったのが、今は多くのアンケートに回答することを学生に求めているのです。 この学生調査は学生の実態を知るだけではなく学生の学びを把握…

勉強会の参加者として心掛ける事、心掛けて欲しい事

はてなのトップページにこんな記事が出ていました。 kmizu.hatenablog.com 自分も勉強会を開いたり、ある会の運営として参加したり、一参加者となることもあります。そこで上記エントリーを読んで、さらに自分の思う所を書いてみます。 とりあえずの予約は止…

プロジェクトの事務局(事務方)は何をどこまでやるのか?

何か新しい取組や仕事があるとき、個人ではなく複数のグループ、つまりプロジェクトを立ち上げる事があるかと思います。 そもそもプロジェクトとは日本国語大辞典によると次の意味となっています。 プロジェクト({英}project )《プロゼクト》(1)研究や事…

備忘録 大学訪問に思う最低限のマナーについて②~海外編~

このブログを始めた頃、こんな記事を書いた事がありました。 www.daigaku23.com 本学も訪問を受けることがありますが、受ける側は資料を用意した、学内側での受ける人の調整が必要など、かなり手間がかかるのですよね。 さて、上の過去記事は国内の大学です…

教学マネジメント指針から見る、今後大学が検討及び確認する事項のメモ

教学マネジメント特別委員会第11回が2019年11月21日に開催され、資料として「教学マネジメント指針(案)」が示されています。 これは指針であり、マニュアルではない、各大学で独自の文化も鑑みえて「学修者目線」の教育を行うようにとの事ですが、今後は補…

組織名記載の並べ方~ある組織の一例として~

先日、他部署の若手から「書類を作る際に、組織(学部)を一覧にするのにどのような順番で組織(学部)名を並べればいいか」と聞かれました。 大学の場合は、書類で学部の順序に関しては適当に並べると後でお話をいただく事もあります。でも、一部署にいると…

大学の授業の外注化の議論と論点

桜美林大学で授業外注化に関するニュースが流れてきました。この英語科目の外注化については、他のブログでだいぶ前から触れられている所ですが、最近はよくこのような話を聞くようになりました。 biz-journal.jp それでは授業外注化は何が問題なのでしょう…

履修モデルと履修体系図(履修系統図)とは何か~2つの違いについて~

昔は履修登録というと自分が所属する学科(学位プログラム)のカリキュラム表を見ながら、履修登録をして卒業単位の条件を満たすまで、この分野であと●●単位と計算をして履修をしていた記憶があります。しかし当時は今でいう履修モデルなんてものはなく、シ…

グループウェア難民はどこへ向かったのか?〜サイボウズLive終了から半年の間〜

グループウェアは情報共有のツールとして、またはスケジュール調整や共有、ファイル共有の場として非常に優秀です。そこでグループウェアは仕事だけではなく、プライベートや共同研究、さらに勉強会の幹事間の打ち合わせでもなくてはならないものになってい…

大学職員として子育てと教育を考えてみる

大学で働いていると、高等教育に関する情報は多く入ってきます。 例えば昨今では高大接続改革から大学入試が大きく変わり、知識偏重型入試が変わろうとしています。 また大学教育でも、自分が学生の頃に受けた、数百人の教室にびっしりと押し込まれ、講義だ…

大学のホームページの重要なお知らせの探しにくさについて

大学のホームページは、大学の教育研究を紹介する、法令で定められた情報を公開する、ステークホルダーなどに情報を公開するなどの役割があります。 そして、大学のホームページもスマートフォンの対応などによってレスポンシブデザインなどになり、トップペ…

大学の採用に関する情報商材の販売について

働き方改革が言われることもあり、社会では副業に関する情報が多く出ています。そして簡単に収入が得られるクラウドソーシングサイトやnoteのようなプラットフォームもあります。 noteは小説や漫画、他にも自身の作品を販売する、もしくは作者や作家を応援す…

過去の大学像や生存バイアスまみれの大学論は飾っておこう

大学で働いていると、大学に関するニュースを収集するので、大学に関する意見を多く目にすることがあります。 そこで辟易するのは、昔の大学像や生存バイアスが際立った大学論です。ではどのようなものがあるかというと直ぐに思いつくのはこんな感じです。 …

大学職員に求められる文章作成や文章力とは何か

大学職員はどのような文書作成をしているのか、その一例

研修の寿命と新陳代謝の必要性

自分は社会人としては中堅どころでだが、20代後半ぐらいから、「自分のキャリアを考える中で少し勉強しない」と思い、自発的に所属する組織の外で行われている研修や勉強会に参加したりしています。また、数人の仲間とともに年に2回程度、手弁当でワークシ…

大学のCAP制(キャップ制)とは何か?単位は何単位まで履修できるか?

今の大学は、履修できる単位数が定められたCAP制を取り入れている大学が殆どです。このCAP制は1単位45時間という大学の単位制度の実質化に関する議論と関連したもので、単位の実質化を求められている事や、大学の認証評価でも指摘されています。 そこで、CAP…

私立大学のガバナンス・コードの2団体の大まかな比較

2019年1月に学校法人のガバナンス改革についても書かれている「学校法人制度の改善方策について」が公表されました。 www.mext.go.jp この中の1つの項目「学校法人の自律的なガバナンスの改善・強化」に文部科学大臣所轄法人における中長期計画の策定とし…

調整業務の難しさと内容について

仕事をする上で問題になりやすい・炎上しやすい原因の一つとして、調整がきちんと出来ていないという事があります。 自分の仕事の基本はルーチンワークだから調整業務なんてないと思う人もいるかもしれません。ただルーチンワークであっても、何かしら問題や…

第10回学校・教育 総合展EDIXに参加して面白かったもの

2019年6月19日(水)から三日間に渡って、東京ビッグサイト青海展示棟で行われている第10回学校・教育 総合展、EDIX(エディックス)を見てきました。 www.edix-expo.jp この展示会は第10回教育ITソリューションEXPOと第2回学校施設・サービスEXPOの2展で…

出張時の同行者や招待客の手配心得基本編~交通からお宿まで~

大学職員は国際系の仕事や地域系の仕事でないと、近距離出張をすることはあっても遠距離出張をする機会は非常に少ないです。 ただ、いざ遠距離出張をする際の同行者分や遠方からお客様を招く際の飛行機や新幹線のチケット、宿を予約するとなると、いくつか気…

文科省が行う大規模学生調査と大学の学生調査の現状

文部科学省が大学生3年生を対象に大規模な学生調査を実施するとニュースで話題になっています。ただ、国側が主導して全国の学生を対象に調査を実施する話は突然出てきた話ではありません。 既に2018年11月出された「2040年に向けた高等教育のグランドデザイ…

社会人や大人になっても学ばないといけないのだろうか

このブログは大学で働く一大学職員の学びや思考のメモを公開しているブログです。 ただ自分は大学生の頃は、勉強は好きではなかったし、社会人になってからも勉強はする気がなかった何処にでもいるサラリーマンです。 でも今は、マイペースに仕事や関連領域…

全国規模の学生調査の懸念と課題と思われるもの~教学マネジメント特別委員会第5回より~

2019年5月30日に行われる中央教育審議会大学分科会教学マネジメント特別委員会(第5回)の資料が文部科学省のHPに公開されています。 第5回の議題は学修成果の可視化、特に「成績評価」が主題です。さらに全国規模の学生調査の概要や企画書も提示されていま…

仕事で信用を得るために心がけていること

大学職員、正確に言えば学校法人の職員に転職した際に当時の人事(採用)担当の人に口酸っぱく言われたのは「企業で働いていて、これは非常識ではないかと思うことは多々あるだろう。大学の常識は社会での非常識で、社会の非常識は大学の常識とである」とい…

第2回AI・業務自動化展で見た大学に導入できそうなもの

大学でも業務の自動化でRPAなどの事例や早稲田大学であったり、近畿大学のチャットツールの導入がニュースになっていました。大学は専任の職員を減らしている大学もあり、入学定員の厳格化により予算も厳しくなっています。その中で業務の効率化や軽減は喫緊…

仕事のミスの1つは縦割り組織と思い込み、期待や確認ミスから生まれる

大学で働いてかなり経ちますが、学内で問題になるほどのミスは、組織の縦割りと思い込みや確認を怠ったために起こるべくして起きていると思っています。 ルーチン業務となっているものはマニュアルも整備され、ミスが起こることはあまりありませんが、イベン…

大学で何かを変えたい、変えるにはどうするか

4月も半分が終わり、新卒や中途採用等で大学に新しく働き始めた人は「これ、おかしいよね」「これをこうしたら、もっと良くなるのに」と思いつつも、それを提案して、突き返されたり、意見が中々通らなくて、やきもきする人もいるでしょう。 大学という組織…

福祉系大学は定員割れに陥っているのか

東京福祉大学で多くの留学生の所在がつかめないという事が話題になりました。これを受けて、文部科学省から大学や高等専門学校へ向けて「外国人留学生の適切な受入れ及び在籍管理等について(通知)」が4月1日付でも出されています。 またこの話題について…

大学職員の仕事が出来るという事と昇格や降格について

4月は人事の時期である。人事といっても、特に4月は部署等の異動だけではなく、昇格・降格、役職が変わるといった事も含んでいる。 (なお、他の大学はどうか知らないが、所属機関では昇格や降格、役職が変わるのは原則4月のみとなっている。) さっき学内の…

新人あるいは若手の大学職員が生き残っていく為に

自分はあまり偉そうに言える立場ではありませんが、自分自身はいい年齢になり、若手を育成しないといけない立場になりつつあります。 おそらく4月になると新人か、もしくは中途採用で新しい職員もやってきます。配属されると4月の大学は業務がトップスピード…