大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

大学や高等教育関連の話題が中心。

【スポンサーリンク】

大学のホームページのSSL化未対応の問題について

2018年7月にリリースされたインターネットブラウザ「Chrome 68」から、SSL化していないホームページに警告が出るようになったのは知っていますか? 既にかなりの企業のHPはSSL化がされています。 Chromeの上にあるアドレスバーを見て下さい。左側に…

大学設置基準 今までの解説及び関連記事

大学設置基準の解説や関連記事について、カテゴリーから追っていくのは面倒なので、目次とリンクをまとめました。 第一章 総則 第二章 教育研究上の基本組織 第三章 教員組織 第四章 教員の資格 第五章 収容定員 第六章 教育課程 第七章 卒業の要件等 第八章…

大学職員として押さえておくべき大学設置基準⑪共同教育課程・国際連携学科・雑則について

大学設置基準について、本記事でシリーズとしては最後になります。今回は、第10章の共同教育課程、第11章の国際連携学科、第12章の雑則について取り上げます。 しかし、共同教育課程や国際連携学科についての内容は、殆どの大学職員は知らなくとも、そういう…

平成30年度の私立大学等改革総合支援事業タイプ1の留意点と疑問点

平成30年度の私立大学等改革総合支援事業は、タイプ2の地域連携がタイプ5のプラットフォームに吸収されました。またタイプ1の「教育の質的転換」については、大きく設問が変更されています。 <タイプ1の変更点の概要はこちら> www.daigaku23.com しか…

平成30年度私学助成一般補助の教育の質に係る客観的指標とH29年度改革総合支援事業タイプ1との相違点メモ

平成30年度から私学助成に「教育の質に係る客観的指標」が新しく追加されました。平成29年度の私立大学等改革総合支援事業(以下「支援事業)を踏襲すると聞いていたのですが、若干変更点があるようです。 そこで私がここは押さえておこうと思った点をメモと…

内部質保証と第3期認証評価⑦何をもって内部質保証が出来ていると証明するか

第3期の認証評価では内部質保証システムの構築だけではなく、そのシステムがきちんと運用されているかが問われ、評価されます。 第2期では、内部質保証のシステムを用意できていれば良かったのが、第3期だとそれがきちんと運用され、常に質を検証し、上げ…

平成30年度私立大学等改革総合支援事業【タイプ1:教育の質的転換】のメモ(おそらく最終版。8.2更新)

平成30年7月31日に私立大学等改革総合支援事業の調査の依頼が各私立大学になされました。 本ブログの本記事では、タイプ1「教育の質的転換」に着目し、昨年度からの変更点も含め、メモとしてまとめます。 (平成30年8月1日更新) (平成30年8月2日更新) 1…

読了記録:英語教育に関する書籍4冊

最近、高大接続などの仕事の関連や自分の子供は小学校で英語教育が始まるので、以下の本を読了しました。 全解説 英語革命2020 作者: 安河内哲也 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/04/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 想定された読者…

大学職員として押さえておくべき大学設置基準⑩事務組織について

大学設置基準シリーズの第10弾です、今回は第9章の「事務組織等」についてです。この章はかなり短い章となります。 事務組織について 厚生補導と職業的自立 第四十一条 大学は、その事務を遂行するため、専任の職員を置く適当な事務組織を設けるものとする。…

Liquid Textの有料版の主な機能と使い方

PDFを書き込むだけではなく、重要な文章や図面を抜き出したり、複数のPDFから引用してマインドマップのように考えを整理する時は、iPadアプリの「Liquid Text」を活用しています。 PDFに書き込むだけなら、他のアプリやソフトでも充分ですが、考えをまとめる…

大学職員として押さえておくべき大学設置基準⑨~校地、校舎等と校舎面積の考え方~

大学設置基準シリーズの第9弾です、今回は第8章の「校地、校舎等の施設及び設備等」です。この章も非常に長いのですが、内容はさほど難しい箇所もありませんので、最低限覚えておけばいい箇所だけピックアップします。 校地・運動場・校舎等施設について …

平成33年度(2021年度)大学入学者選抜実施要項の各大学の予告について(今後随時更新)

「高大接続システム改革会議」の最終報告においてまとめられたように、現在高大接続や入学者選抜の改革が進みつつあります。 高大接続システム改革会議「最終報告」の公表について:文部科学省 また平成29年7月13日に通知された「平成33年度大学入学…

学位プログラムと新たな学修プログラム

平成30年6月8日に大学設置基準が改正され、工学系の学科の縦割りに関する改正がされました。 今回は、この改正についての議論や今後の方向性について、整理をしていきます。 学位プログラムとは何か 学位プログラムと組織 学位プログラムのあり方を見据えた…

内部質保証と第3期認証評価⑥PDCAを行う上でのPとCの要点

悪評高いというか、嫌われ者の内部質保証を行う上で欠かせない自己点検評価について、とりあえず書いておけと思うものも中にはあるかもしれません。 自己点検評価を行う上で、PDCAサイクルをまわせとも言われますが、例えばPDCAのPとCをどのように行うのかと…

内部質保証と第3期認証評価⑤内部質保証と自己点検評価の負担

内部質保証を大学として進めていく上で、現場での徒労感は課題になると考えています。 例えば内部質保証から自己点検評価の話になるとこんな話が聞こえてきます。 現場レベル ・内部質保証と自己点検評価がよく分からない ・忙しい中で、毎年点検評価をする…

読了記録:研修開発入門「研修転移の理論と実践」

2018年6月21日に発売された中原先生や他3人の著者による『研修開発入門「研修転移の理論と実践」』を読了しました。 この本の第一弾の「研修開発入門」は、具体的な研修の考え方やHowなどが余すところなく記載され、学内外でSDや職員研修を行う上で非…

大学職員として押さえておくべき大学設置基準⑧~卒業の要件等~

大学設置基準シリーズの第8弾、今回は第7章の「卒業の要件等」です。 今回、5千字程度ですので、目次をつけておきます。 ①単位について ②CAP(キャップ)制 ③既習得単位の認定等 ④科目等履修生 ⑤卒業の要件 ⑥授業時間制 それではまず該当の設置基準を確…

読了記録:マネ研会誌「大学の部局マネジメントを考える」

大学マネジメント研究会の会誌「大学の部局マネジメントを考える」を読了しました。 会誌「大学マネジメント」 | 大学マネジメント研究会 今回この会誌での「部局」という言葉は、「教育研究組織のマネジメントを考える」とした意味で使われています。でも、…

内部質保証と第3期認証評価④内部質保証の構築とは何か

第3期認証評価では、第2期認証評価で確認された内部質保証の構築・仕組みが適切に出来ているかが問われています。 内部質保証の構築といっても、それは一つの事例のみで正解ではありません。大学の規模、組織、文化などによって、最適な内部質保証の仕組み…

第3期教育振興基本計画の高等教育に関する記述のまとめ

平成30年6月18日に文部科学省のホームページ(新着情報)に、第3期教育振興基本計画が掲載されました。 第3期教育振興基本計画:文部科学省 概要だけでは、どうも高等教育に関してどのように書かれているかが掴みにくい部分があるので、下記についてまとめま…

大学アドミニストレーターとは何なのか?

このブログ名にもなっている「大学アドミニストレーター」は、大学事務職員は事務職員であってそんなのは関係ないとかという意見も最近は耳にします。 そもそも「大学アドミニストレーター」とは何のかを明確にしないまま議論や意見を出されている気がします…

IRと大学職員㉙文部科学省の文書とIRの変遷

IRは、「執行部の支援」や「データから情報へ変換し報告する」といった定義が一般的であるかと思います。 また、私立大学等改革総合支援事業では、専任の教職員や部署がある事とIRは教学をやっているが設問の点数を取る条件となっております。それでは、…

IRと大学職員㉘データマネジメントとは何か

5月1日時点での1年次生というと、どんな数字を思い浮かべますか? ここは大学によって定義がまちまちかもしれませんが、1年次生=入学生+留年生等も含む場合があります。そうすると、5月1日時点での1年次生と入学生では、数字が異なる可能性があります。…

内部質保証と第3期認証評価③方針の策定と理解

大学が認証評価、特に第3期の評価を受審する時は、各大学が自らの質を保証できるだけではなく、自らが設定した方針を達成するために常に改善し続けたり、問題がある場合には自らが問題を認識し、改善することが出来るという自浄作用がある事を示す必要があ…

【コラム】大学評価というお仕事

大学評価という仕事は、おそらく当事者にならないと中々イメージがしにくい業務であると思っています。そしてそれは設置形態にもよって違うイメージがあるのではないかと感じてもいます まあ評価といっても、例えば自己点検評価や認証評価、分野別評価、外部…

東京オリンピック及びパラリンピックの学生ボランティアの課題

オリンピック開催2年前となり、オリンピック・パラリンピックと大学との連携が進んでいます。 tokyo2020.org さて、最近大学内外で話題になるのはオリンピックのボランティアについてです。ボランティアの募集はこれから始まるのですが、案として「大会ボラ…

初心者が規程や規則を策定する際の手順例

社会人中堅ともなると、法令が変わったり、新しい事業をやる場合に規程を改変したり、新規に策定をする必要があります。 しかし、日常業務の中で規程を学ぶ機会は中々ありません。そこで先日、大学職員の文書というテーマから、「規程」に関するワークショッ…

内部質保証と第3期認証評価②法令及び省令の理解

大学が第3期認証評価の申請や内部質保証を進める上でまず確認しなければならない事は、学校教育法や大学設置基準などに沿った大学運営が出来ているかどうかです。 例えば大学設置基準は、大学としての最低限の基準ですので、これすら担保出来ていないのでは…

読了記録:「あの明治大学が、なぜ女子高生が選ぶNo.1大学になったのか?」「一貫連携英語教育をどう構築するか」

以下の本を読了しました。 あの明治大学が、なぜ女子高生が選ぶNo.1大学になったのか? 作者: 上阪徹 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2017/11/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 明治大学の学生・施設やファシリティーマネジ…

IRと大学職員㉗データと情報の違い

IRを行う上で、そのデータを出してとか、その情報が欲しいとか言われたり、言ったりしていませんでしょうか?またどちらも同じような意味合いで使っているケースも多いかもしれません。 しかし、データと情報はまったく異なります。例えばIRの定義や何か…