2015-01-01から1年間の記事一覧
最近の大学教育部会では、3つのポリシーがよく議題に上がっていますが、今回は以前少し紹介したアセスメントポリシーの話です。 さて大学ポートレートが公開されて、だいぶ日がたちました。大学ポートレートには、3つのポリシーや様々な数字や教育の取り組…
最近の文部科学省の大学教育部会では、3つのポリシーや教育の質保証についての議題があがっておりますが、今年度前期頃には専門的大学職員が議題に出されておりました。 よく考えたら、「専門的」とは何なのでしょう。例えば「専門」「的」に分解してみると…
大学職員が押さえて(理解して)おくべきものとして、「大学設置基準」が挙げられるかと思います。その中で分かりにくいものとして、「この規模の領域の学部学科で、何人の教員がいるのだろう?」という事ではないでしょうか。特に教員数の計算についてはや…
某大学のIR室の若手職員のAさんと某大学の法人事務局の職員のBさんと話をしている際に、Bさんから「IRだと統計学は必要なんでしょ?重回帰分析とか」と言われた事があります。(重回帰分析が難しいかどうかはここでは議論しませんが、統計学を学んだ…
カリキュラム編成は大学ではどのような手続きで行っているでしょうか。 以前、本ブログでは履修モデルと履修体系(系統)図の違いについて整理したことがあり、そこで、「履修モデルを作る際は、カリキュラムコーディネーターが必要になるかもしれません」と…
11月18日に平成27年度私立大学等改革総合支援事業の採択結果が公表されました。 私立大学等改革総合支援事業:文部科学省 今まで本ブログでは私立大学等改革総合支援事業について、様々な視点からの記事がありますが、今回はタイプ1(教育の質的転換)の結…
平成27年10月16日(金曜日)に開催された大学教育部会の資料が文部科学省のホームページで公表されています。 大学教育部会(第38回) 配付資料:文部科学省 既に目を通した人も多いでしょうが、9月4日に行われた大学教育部会の審議の主な意見として①3つの…
大学職員は、週5~6日の勤務がほとんどで土曜日勤務のあるなしで夏や冬休みの日数の増減が違う事が多いようです。 大学教員の週の出講日数 さて仕事中に各先生の時間割表を見ていると、「他大学では週何日の出講日を求めているのだろう」と気になります。大学…
大学において、置かなければならない最低限の教員数というのは大学設置基準によって定められています。教員数は学部の種類や学生数、学部に同系統の学科が2以上あるかないかなどを踏まえた簡易な計算が必要で、以前計算方法については紹介した事があります…
1ヶ月ほど前に、高大接続システム改革会議において、本会議の中間まとめが出されました。 高大接続システム改革会議「中間まとめ」の公表について:文部科学省 これらの議論には、「高等学校基礎学力テスト(仮称)」や「大学入学希望者学力評価テスト(仮…
ここ2~3年、様々なソリューションについて「IRに活用できます!」といった売り込みがダイレクトメール含め増えている気がします。(IR室は別にあるのですが、何故かIR担当者様のDMが私に来ることが多いのです…) さて以前、IR担当者に関していくつか書籍…
私が学生の頃、大学からのお知らせは掲示板(見ていない事によって不利益があっても、見ていない学生が悪いと教わった)、シラバスは分厚い冊子、履修登録は紙面で提出、休講情報だけはガラケーでかろうじて分かるというものでした。 今は大学からの休講等を…
別のSNSで、「IRの本で初心者向けお勧めは?」と聞かれ、そういえばIR担当者として読んでおきたい本という記事はありましたが、IRを聞いた事がない人が何を読めばいいかは紹介した事がありませんでしたので、私の経験が基ですが少しまとめました。 今回、紹…
大学職員のSDと自己啓発について、思うところを整理。
9月6日(日)に関西大学で開催された大学行政管理学会(以下、「学会」)の第19回定期総会・研究集会に参加してきました。(正しくは5日の夜には現地入りをして、色んな方と情報交換しておりました) <参考>大学行政管理学会 第19回定期総会・研究集会 htt…
神戸大学で8月27ー28日に開催された大学評価コンソーシアム担当者集会に参加してきました。(正確には、投稿時は参加中です) この担当者集会は今年で9回目の開催との事です。 今年は1日目は全体会が行われ、2日目はワークショップが中心の分科会が開催され…
お休みが多いと世間では言われている大学職員ですが、私が勤務している大学は休みは(就業規則では)日曜のみであり、土曜日は規則に則った休日数を取得可能です(可能であって、休みを取ることは義務ではない) 他大学の職員に話を聞くと、週休2日制だが、…
IRについては、ブログで様々な観点から記事にしました。また個人の仕事や様々な諸事情からIRに関する文献を読む事が非常に多いです。 日本でIRに関する個人で入っているものは、大学評価コンソーシアムがありますが、諸事情によりアメリカのIRの団体…
社会人向けの大学院というと、MBAをはじめ色々あり、通学生から通信制、通信制でもオンラインなど様々です。 私自身も大学業界に身をおきつつ、某大学院に通っています。そこで大学職員と大学院生として思った事をつらつらと書いてみました。 ①圧倒的に時…
近年、進学格差の是正の為、給付型奨学金について話題になり、こんなまとめも作られています。 返済不要!利用しなければ損!給付奨学金まとめ - NAVER まとめmatome.naver.jp 進学する上で、経済的援助をどうすべきか、また給付型奨学金を創設する際に、で…
本日、平成27年度「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」申請状況が発表されました。 平成27年度「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の申請状況について:文部科学省 そこで申請状況について気になった事を簡単にメモしま…
私が学校法人に入職した頃は教職協同が言われてはいたものの具体的には何が教職協同なのか、また職員は事務作業に従事し教育に少しでも関わろうと思うものなら「これは教育だから、職員が口を挟むな」などと言われた事もありました。 しかし近年大学は、社会…
さて、今回のタイトルは「大学の新学部等設置 月別届出数の傾向」です。とはいっても届出とは何かという事から話をしていきたいと思います。 1.学部を設置する際にみる「届出」とは何か? 2.大学の新学部等設置 月別届出数の傾向 3.何故、特定の月に届…
大学は、7年に一度文部科学大臣の認証を受けた評価機関(認証評価機関)による評価(認証評価)を受ける必要があります。大学関係者は、それこそ○○大学は今年(認証評価を)受けていると聞くと「大変だね」と思うものです。 評価といっても、大学を貶めたい…
学部等の設置やカリキュラム再編などで、よく聞くのは教務課から「教室が足りない」と言った言葉です。しかし実際に時間割や施設の管理システム等から教室の使用率を調べてみると全体では使用率は50%前後の事がありました。 正確には「教室が足りない」ので…
COCや私立大学等改革総合支援事業の申請をする上での大学職員の役割の一例
大学関連の勉強会で出会う人からは、「大学行政管理学会に入っていますか?」と聞かれることがあります。しかし、縁がなかったのか(周りに学会員がいなかった事もあり)未だに入会はしていません。(9月の定期総会には参加することもあります) この学会を…
中規模小規模の私立大学は、私立大学等改革総合支援事業を皮切りに、IR室を設置した大学は少なくないのではないでしょうか。私自身が勤める大学も同様の状況ですが、IR室のヴィジョンをどうするかは暗中模索の段階です。 さて、それでもどうにかしないといけ…
だいぶ前ですがこんな記事を書いた事がありました。 大学職員と大学設置基準~教員数の計算について~ - 大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログas-daigaku23.hateblo.jp 教員数の計算は分かりにくいようですが、公式やどこを見ればいいかさえ分…
昨日、出勤したら机の上にBetween6-7月月号 2015 No.262が置いてあり、特集が「動き出す入試改革~”多面的評価”の第一歩でした。 内容については、WEBにも直にアップされるので紹介はしませんが大枠をつかみ、追手門学院をはじめとした事例も紹介されていま…