社会人向けの大学院というと、MBAをはじめ色々あり、通学生から通信制、通信制でもオンラインなど様々です。
私自身も大学業界に身をおきつつ、某大学院に通っています。そこで大学職員と大学院生として思った事をつらつらと書いてみました。
①圧倒的に時間が足りない
今の大学院に通うまでに、科目等履修生で単位を取得していましたが、社会人と両立するのは圧倒的に時間が足りません。仕事を関連している領域の為に、何とかなっていますが、今まで読んだ本や論文などの読み貯め・知見の積み重ねが非常に重要です。
なお、私の勉強時間は主に早朝4時起床⇒朝食⇒勉強⇒早朝ランニング⇒身支度⇒出勤という流れが多いです。あとは電車の中で睡眠時間と読書の時間を確保するようにしています。また時間ではありませんが、家族の理解も必要です。(幸い、我が家では夫婦それぞれ勉強しているので、互いにサポートしながら勉強の時間をやりくりしています)
②学費以外に色々とお金がかかる
学費も決して安くはありませんが、コースワークの参考文献や研究の為の資料は毎月必要ですし、研究会や学会等の年会費や大会参加費なども毎年かなりの額になります。他の大学職員のブログで毎月かかった金額を報告されている方がおりますが、(交通費を除くと)そんなに変わらないかなと思います。
③大学の財産が有効活用できる。
学生の頃は主に昼寝することが目的だった図書館を、頻繁に使うようになりました。書籍は自分の専門分野はあまりありませんが、高等教育は手垢がついていないものがありますし、大学で契約しているデーターベースや電子ジャーナルも使用できるのは非常に助かっています。また文献複写も学内ですので、休憩時間中にお願いできるのは助かってます。(学内の書店販売店で割引で本を注文できるのもありますね)
そして受験の際、特に研究計画書を作成する時は、高等教育政策等に詳しい先生に何回も相談をさせていただきました。(自分の学部の頃の先生は、既に定年されてますし、マスプロ教育だったのでゼミといっても単なる授業&自分も社会勉強に熱心な学生だったので恩師と呼べるかは微妙なのです)
④アカデミック版や学割が使える
大学職員でもアカデミック版が購入できるケースが多いのですが、子供と一緒に映画を見るとき学割で見られたり、アマゾンスチューデントにも登録しているのでポイントが貯まるのが早いです。
⑤最後に
私自身、大学院に行こうと思ってから2年ぐらいかかりました。おそらく大学院に興味があるから、この分野を研究したいと思う移行に2年かかってしまったからです。しかし大学院に通って思うのは、コースワークで様々な関連領域を勉強する事で仕事の幅が広くなった&理事がいつも言っている事の理解が深まるようになった事です。リサーチワークはまだこれからですが、学内(特に執行部)からの仕事の依頼等も変化しているとも思っています。私自身の今の仕事が多少特殊なのもありますが、大学からのバックアップも多少なりとも受けていますので、大学にも還元できるようにしなければならないと考えています。