大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

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IRを知らない大学関係者がIRの概観を掴む為の参考本

別のSNSで、「IRの本で初心者向けお勧めは?」と聞かれ、そういえばIR担当者として読んでおきたい本という記事はありましたが、IRを聞いた事がない人が何を読めばいいかは紹介した事がありませんでしたので、私の経験が基ですが少しまとめました。

今回、紹介する本は、本当にIRという言葉を知らない大学職員等を想定しています) 

<参考記事:IR担当者おススメ本記事>

www.daigaku23.com

 

大学のIR Q&A

良書「大学の教務 Q&A」に続く書籍であり、様々なIRに関連する実務についてのアドバイスが記載されています。また、IRの概観や実践のための指針、IRの基礎用語集等が掲載されています。非常に読みやすいですので、専門書を普段読まない人でも大丈夫です。特に基礎用語集は、読んでおくとこの後に紹介する本の理解が深まります。 

大学のIR Q&A (高等教育シリーズ)

大学のIR Q&A (高等教育シリーズ)

 

 

大学版IRの導入と活用の実際

佐賀大学の事例を中心に導入から活用までがまとめられております。佐賀大学は組織としてIRに取組まれており、この本は研究の観点からではなく組織としてのIRが多いと思いますので私立大学にも参考になる書籍の一つです。 

大学版IRの導入と活用の実際

大学版IRの導入と活用の実際

 

 

BetweemのIR特集号

 株式会社進研アドが出している「Between」という冊子があります。これはWEBでも記事が公開されており、IRの特集号もあります。またIRの論文には、ここから引用している事もありますので、目を通しておくと良いと思います。(下記のURLはBetweenのIRの特集記事カテゴリーとなります)非常に分かりやすい特集記事ですので、論文等読みなれていない人でも読みやすいです。

http://shinken-ad.co.jp/between/theme/theme_02.html

 

米国の高等教育におけるIRの射程,発展,文脈(ランディ・L・スウィング、山田 礼子 訳)

書籍ではありませんが、アメリカのIRの概観や実情を知るには、この論文が分かりやすくコンパクトにまとめられています。

http://www.niad.ac.jp/sub_press/sciencemag/No3/02.pdf

 

IR実践ハンドブック 大学の意思決定支援

AmazonでIRと検索すると、この本が出てきます。この本は米国IR協会「AIR」が出している本の訳本で理論が中心ですので、とっかかりとしては難しいかもしれません。ただ訳者の解説もありますので、一度読んでおくべき書籍かと思います。 

IR実践ハンドブック 大学の意思決定支援 (高等教育シリーズ)

IR実践ハンドブック 大学の意思決定支援 (高等教育シリーズ)

  • 作者: リチャード・D・ハワード,大学評価・学位授与機構IR研究会
  • 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
  • 発売日: 2012/03/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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The Primer for Institutional Research

 アメリカのIRの団体のAIRのランディ・L・スウィング博士にお会いした際に勧めていただいた1冊です。IRの初任者向けの本ですが、英語での難解な表現があります。しかし、IR実践ハンドブックを読むと理解がしやすいかと思いますし、読むことによってアメリカではIRとは何か、どのような事をやっているかが把握できます。 

The Primer for Institutional Research

The Primer for Institutional Research

 

 

大学エンロールメント・マーケティング

 最後にIRではないですが、関連としてエンロールメントマネジメントの本を紹介します。おそらくこの本は、アメリカのエンロールメントマネジメントについて詳細に紹介している1冊です。⑤にもエンロールメントマネジメントの章がありますが、こちらも非常に分かりやすい1冊です(難点はページ数が多いです…。)  

大学エンロールメント・マーケティング―大学EMの4Cスクェアーパラダイム

大学エンロールメント・マーケティング―大学EMの4Cスクェアーパラダイム

 

 

終わりに

IRは論文等も出ていますが、様々なアプローチによって論じられており、インターネット上からでもアクセスできるものが多いです。分析手法などは論文から学んだほうがいいと思いますので、今回は概観や理論が分かるものをピックアップしてみました。

 

しかしこれだけで全てが理解できるかというとそうでもなく、関連領域や高等教育論に関する書籍や論文を読んでこそ理解が深まる事もあります。