大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

大学や高等教育関連の話題が中心。

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評価・内部質保証

内部質保証と第3期認証評価⑤【私論】内部質保証は多様か

数年前、何でも解決してしまう魔法のステッキのように、大学ではIR(Institutional Research) がもてはやされました。 そして、IRに代わり、最近は「内部質保証」というワードが、IRのように魔法のステッキになりつつあると感じています。言い換えれば、「…

内部質保証と第3期認証評価④何をもって内部質保証が出来ていると証明するか

第3期の認証評価では内部質保証システムの構築だけではなく、そのシステムがきちんと運用されているかが問われ、評価されます。 第2期では、内部質保証のシステムを用意できていれば良かったのが、第3期だとそれがきちんと運用され、常に質を検証し、上げ…

内部質保証と第3期認証評価③PDCAを行う上でのPとCの要点

悪評高いというか、嫌われ者の内部質保証を行う上で欠かせない自己点検評価について、とりあえず書いておけと思うものも中にはあるかもしれません。 自己点検評価を行う上で、PDCAサイクルをまわせとも言われますが、例えばPDCAのPとCをどのように行うのかと…

内部質保証と第3期認証評価②内部質保証と自己点検評価の負担

内部質保証を大学として進めていく上で、現場での徒労感は課題になると考えています。 例えば内部質保証から自己点検評価の話になるとこんな話が聞こえてきます。 現場レベル ・内部質保証と自己点検評価がよく分からない ・忙しい中で、毎年点検評価をする…

内部質保証と第3期認証評価①内部質保証の構築とは何か

第3期認証評価では、第2期認証評価で確認された内部質保証の構築・仕組みが適切に出来ているかが問われています。 つまり内部質保証システムが適切に運用されているかが確認されます。 内部質保証の構築といっても、それは一つの事例のみで正解ではありま…

内部質保証と第3期認証評価⑤方針の策定と理解

大学が認証評価、特に第3期の評価を受審する時は、各大学が自らの質を保証できるだけではなく、自らが設定した方針を達成するために常に改善し続けたり、問題がある場合には自らが問題を認識し、改善することが出来るという自浄作用がある事を示す必要があ…

【コラム】大学評価というお仕事

大学評価という仕事は、おそらく当事者にならないと中々イメージがしにくい業務であると思っています。そしてそれは設置形態にもよって違うイメージがあるのではないかと感じてもいます まあ評価といっても、例えば自己点検評価や認証評価、分野別評価、外部…

内部質保証と第3期認証評価②法令及び省令の理解

大学が第3期認証評価の申請や内部質保証を進める上でまず確認しなければならない事は、学校教育法や大学設置基準などに沿った大学運営が出来ているかどうかです。 例えば大学設置基準は、大学としての最低限の基準ですので、これすら担保出来ていないのでは…

内部質保証と第3期認証評価①会議資料や議事録の点検

平成30年度より大学の認証評価は第3期もしくは第3クールと呼ばれ、内部質保証がきちんと出来ているかについて厳しく問われるようになりました。(第1期は自己点検評価をしているか、第2期は自己点検評価を不断的に行い、内部質保証の仕組みが出来ている…

アセスメントポリシーとカリキュラムポリシー~アセスメントポリシーの整理・課題と私学助成の要件~

平成30年度、私立大学の補助金担当者は、次のニュースが気になる人が多かったのではないでしょうか。 between.shinken-ad.co.jp一般補助に平成29年度の私立大学等改革総合支援事業タイプ1の項目が一般補助にうつるという話もありますが、筆者が特に気になっ…

大学基準協会第3期認証評価の判定保留と基準の公表と自己点検評価

認証評価は、学校教育法第109条により、受審する事が求められています。 第百九条 大学は、その教育研究水準の向上に資するため、文部科学大臣の定めるところにより、当該大学の教育及び研究、組織及び運営並びに施設及び設備(次項において「教育研究等」と…

単位制度とキャップ制~平成10年度の議論を中心として~

昨年度の大学基準協会の認証評価結果報告書の中で、多くの指摘をされていたのは1年間に履修できる単位数が多いというものがあります。 www.daigaku23.com 具体的には、1年間(もしくは1学期)に履修登録できる単位の上限を定めたキャップ制が緩いといった…

認証評価と大学の政治的判断

平成30年度から(大学の)認証評価から第3期がスタートとなりました。認証評価では端的にいうと第1期で自己点検評価をやっているか、第2期は内部質保証システムを構築しているか、そして第3期は内部質保証システムが適切に運用されているかが問われて…

改革総合支援事業は質保証になりうるのか~タイプ1(質的転換)と大学基準協会の第3期認証評価より~

と平成29年度の私立大学等改革総合支援事業(以下「支援事業」)の採択結果が先日発表されるとともに、平成30年度の文部科学省の予算案を見ると支援事業の採択予定数が減っており、タイプ1の「建学の精神を生かした大学教育の質向上」は今の項目と配点と仮…

「自己点検・評価」が「自己点検・検査」になっていないだろうか

第3期認証評価は、内部質保証がきちんと出来ているかが問われると言われております。内部質保証については、以前、こんな記事を書きました。 as-daigaku23.hateblo.jp そこから、内部質保証について冠が手要ると、最近思うのは自己点検評価、アセスメント、…

認証評価機関別の受審状況~認証評価機関・受審年度・設置形態から~

認証評価、大学関係者と社会とのギャップ 公立大学協会は、12月に協会の公立大学改革支援・評価研究センターにて大学機関別認証評価の「実施大綱(案)」及び「大学評価基準(案)」に関する意見募集を11月に行っておりました。 大学機関別認証評価の「実…

【資料】認証評価機関連絡協議会より各大学の評価結果・評価年度・評価機関

認証評価機関連絡協議会 評価結果より jnceaa.jp サイトには2009年の浜松大学が記載されていますが、富士常葉大学と常葉学園大学に統合されて、常葉大学に名称変更がされています。 機関名 評価年度 評価結果 評価機関 国立 北海道大学 2015 基準を満たして…

内部質保証は何故分かりにくいのか?

平成30年度から第3期認証評価が始まります(※評価機関による)。端的に言うと、第1期は自己点検評価をしているか、第2期は内部質保証(システム)が構築されているか、第3期は内部質保証(システム)がきちんと運用されているかが問われています。第1期…

認証評価担当になったら参考になるかもしれない本

7年に1度襲来する認証評価。もしかすると、認証評価というキーワードを聞いたことがあっても、実際どういうものかを知らない場合があるかもしれません。そこで例えば評価室や認証評価に異動や担当になってしまった際に、参考になるべき書籍をいくつかピック…

自己点検評価はトップダウンなのか

大学で働いていると、どの部署にいても大概は年度末に「自己点検評価報告書を作成し、提出せよ」と言われる事が多いかと思います。そうすると、今年の点検と次年度こうしたらとか、こうしたいという希望や計画を書くことが多いのではないでしょうか。 そもそ…

IRと大学職員㉑IRと内部質保証

最近、内部質保証に関するセミナー等が多くなったと思うのは気のせいでしょうか?これも機関別評価が第3期を迎え、第2期では「内部質保証システムがあったか?」だったのが、第3期では「(既に内部質保証システムがある事を前提として)内部質保証システ…

3つの方針の点検評価と今後に向けてのチェックポイント(メモ)

「学校教育法施行規則の一部を改正する省令」(平成28年文部科学省令第16号)が平成28年3月31日公布、そして平成29年4月1日から施行された事により、各大学は学位プログラムごとに、「ディプロマ・ポリシー(DP)」、「カリキュラム・ポリシー(CP)」、…

大学基準協会 平成28年度に受審大学の評価結果報告書から見る指摘事項について

大学基準協会のホームページで、平成28年度の評価結果報告書を見る事ができます。 今回、その報告書に目を通していて、気になった指摘事項のメモを公開します。 なおこのメモについては、努力が求められているものだけではなく長所となりうるものも一緒に記…

大学の実力は何処で見るのか

H28.9月に、次の2冊が発売しました。 大学の実力2017 作者: 読売新聞教育ネットワーク事務局 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2016/09/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 2017(平成29)年度用 大学の真の実力 情報公開BOOK (旺文社ム…

平成28年度私立大学等改革総合支援事業タイプ1から見る、これから私学が取組む事項

5月末から「平成28年度私立大学等経常費補助金説明会」が開催されます。このブログでは私立大学等改革総合支援事業について、取り上げていますが、平成28年度の私立大学等改革総合支援事業タイプ①について備忘録として何をしなければいけないかをまとめてみ…

認証評価結果の大学等の優れた取組から見る認証評価機関の違い

学校教育法109条に基づき、7年以内ごとに一回,大学は文部科学大臣の認証を受けた機関(認証評価機関)による評価(認証評価)を受けることが義務付けられています。とは言いましても、現場の方はあまり関係のないこと、学外の方はどういうものかが分からな…

ディプロマ・サプリメントとは何か~学修成果の可視化ツール~(3/31追記有)

ディプロマ・サプリメントとは何か 平成24年度に出された答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~(答申)」では、学生の学習時間といった量的なものから、学士力のための質的転換の為に…

学修成果における取り組みとは?~認証評価結果から~

前回、「評価」や「アセスメント」の概観についての記事でしたが、実際は各大学でどのような学修成果における取り組みをしているのでしょうか? 今回は大学基準協会の認証評価を平成26年度に受けた大学の大学(認証)評価結果の書類をもとに事例を調べてみま…

職員としての押さえておきたい基本知識~評価~

平成27年10月16日(金曜日)に開催された大学教育部会の資料が文部科学省のホームページで公表されています。 大学教育部会(第38回) 配付資料:文部科学省 既に目を通した人も多いでしょうが、9月4日に行われた大学教育部会の審議の主な意見として①3つの…