大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

大学や高等教育関連、法令の解説が中心のブログ

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大学設置基準 初学者向け解説編

主要授業科目の位置づけと検討の際の論点について

令和4(2022)年度10月より大学設置基準が改正され、基幹教員の制度がスタートします。この基幹教員はすぐさま始まるものではなく、移行措置があるので、大学によって適用する年度は異なります。 www.daigaku23.com さて、この基幹教員制度において、主要授…

令和4年度10月改正の大学設置基準の対応のTODO・チェックリストについて

既に多くの大学で改正された大学設置基準への対応の検討をしていることかと思います。 本学も検討をしているところなのですが、横との連携を密にしないと対応できない事項もあり、何をやるのか、検討するのかを明確にしないといけません。 そこで、あくまで…

大学設置基準 基幹教員の理解と検討のためのメモ

令和4年度10月より、大学設置基準の大幅な改正がされています。今回の改正の中で大きな変更の一つとしてあるのが、専任教員から基幹教員という変更でしょう。 そこで文科省から出ている資料などから、基幹教員について、どう理解すればいいか個人のメモとし…

令和4年度大学設置基準の改正を悪意をもって取り組むとどうなるか

大学の最低限の基準の省令である大学設置基準があり、令和4年度に大きな改正があります。 9月7日の中央教育審議会大学分科会(第169回)にて、大学設置基準の諮問がなされ、答申→令和4年10月1日から施行となります。 今回の改正は大学設置基準大綱化に次ぐ…

大学設置基準等の一部を改正する省令案骨子案のメモ

大学設置基準の改正は今まで文科省の大学分科会や各種委員会等で議論がされていました。 そして、令和4年5月17日の大学分科会(第167回)で大学設置基準の改正に関して、骨子案が示されています。 www.mext.go.jp 今回の改正は、例年になく大きいものです。 …

メディアを利用して行う授業の学則変更と準備について~大学の設置の手引きより~

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、令和2年及び令和3年は多くの大学で遠隔授業が行われた年でした。 そもそも大学設置基準にはメディアによる授業についてがあり、メディアによる授業は上限60単位となっています。 (授業の方法)第二十五条 授業は、講義、…

大学の単位と、単位に必要な勉強・学習時間の考え方~単位制度と1単位45時間について~

※本記事は2022年10月1日改正について一部追記しました。なお、基本的な考えとして改正前のものを軸にしています。 「大学生の勉強時間が足りない」と言われて続けています。では勉強時間が「足りない」の根拠は何でしょうか? 例えば諸外国の調査結果との比…

大学設置基準の解説と関連リンクや記事のまとめ

大学設置基準の解説や関連記事について、カテゴリーから追っていくのは面倒なので、目次とリンクをまとめました。 第一章 総則 第二章 教育研究上の基本組織 第三章 教員組織 第四章 教員の資格 第五章 収容定員 第六章 教育課程 第七章 卒業の要件等 第八章…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説⑪共同教育課程・工学に関する教育課程・国際連携学科・雑則について

大学設置基準について、本記事でシリーズとしては最後になります。今回は、第10章の共同教育課程、第11章の工学部の学部、第12章の国際連携学科、第13章の雑則について取り上げます。 なお、平成30文科高第287号(平成30年7月5日)で第11章の工学部教育に関…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説⑩事務組織について

大学設置基準シリーズの第10弾です、今回は第9章の「事務組織等」についてです。この章はかなり短い章となります。 事務組織について 厚生補導と職業的自立 第四十一条 大学は、その事務を遂行するため、専任の職員を置く適当な事務組織を設けるものとする。…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説⑨校地、校舎等と校舎面積の考え方

大学設置基準シリーズの第9弾です、今回は第8章の「校地、校舎等の施設及び設備等」です。この章も非常に長いのですが、内容はさほど難しい箇所もありませんので、最低限覚えておけばいい箇所だけピックアップします。 校地・運動場・校舎等施設について …

学位プログラムと新たな学修プログラム

平成30年6月8日に大学設置基準が改正され、工学系の学科の縦割りに関する改正がされました。 今回は、この改正についての議論や今後の方向性について、整理をしていきます。 学位プログラムとは何か 学位プログラムと組織 学位プログラムのあり方を見据えた…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説⑧卒業の要件等

大学設置基準シリーズの第8弾、今回は第7章の「卒業の要件等」です。 今回、5千字程度ですので、目次をつけておきます。 ①単位について ②CAP(キャップ)制 ③既習得単位の認定等 ④科目等履修生 ⑤卒業の要件 ⑥授業時間制 それではまず該当の設置基準を確…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説⑦教育課程

大学設置基準シリーズ第7弾、今回は教育課程です。今回はちょっと長いです。 (教育課程の編成方針) 第十九条 大学は、当該大学、学部及び学科又は課程等の教育上の目的を達成するために必要な授業科目を自ら開設し、体系的に教育課程を編成するものとする…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説⑥収容定員

今回は大学設置基準第5章の「収容定員」ですが、非常に短いです。まずが該当の大学設置基準を見てみます。 (収容定員) 第十八条 収容定員は、学科又は課程を単位とし、学部ごとに学則で定めるものとする。この場合において、第二十六条の規定による昼夜開講…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説⑤教員の資格

大学設置基準シリーズの5弾目。今回は大学設置基準の第4章で第十三条の二から第十七条の「教員の資格」についてです。 (学長の資格) 第十三条の二 学長となることのできる者は、人格が高潔で、学識が優れ、かつ、大学運営に関し識見を有すると認められる者…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説④教員組織 ※旧基準

※本記事は旧基準のため、、令和4年度の改正の基幹教員や主要授業科目の解説については下記をご覧下さい。 www.daigaku23.com www.daigaku23.com 大学設置基準第4弾です。今回は第3章の「教員組織」についてです。この章は比較的シンプルです。 (教員組織)…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説③教育研究上の基本組織

大学設置基準のシリーズの今回は第3回目、取り上げる箇所は第2章の「教育研究上の基本組織」です。 ではまず該当の設置基準を確認しましょう。 第二章 教育研究上の基本組織 (学部) 第三条 学部は、専攻により教育研究の必要に応じ組織されるものであつて…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説②第2条「目的、入学者選抜、教職連携・協働」

大学設置基準シリーズの第2弾です。今回は大学設置基準第2条を取り上げていきます。では、第2条には何を書いてあるかを確認してから、関連法令や通知なども見ていきましょう。(以下大学設置基準第2条) (教育研究上の目的) 第二条 大学は、学部、学科又…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説①~概要編~

はじめに 大学職員として、どういうものかを理解しておくべきものの代表例として「大学設置基準」があるのではないでしょうか。ただ大学・学部等の設置業務(所謂学部学科をつくる為の業務や、文部科学省への申請業務)をやらないと大学設置基準にあまり触れ…

【メモ】大学設置基準と教職協働について

先日、「大学設置基準等の改正について(諮問)」が出され、同日で答申が出されました。 大学設置基準等の改正について(諮問):文部科学省 大学設置基準等の改正について(答申)(中教審第200号):文部科学省 この中身としては、大学、高等専門学校、大…

大学職員と大学設置基準~学部でも学科でもないコースとは何なのか~

大学の学部学科の編制を見ていると、学科の中に○○コースと記載している大学が少なからずあります。実は大学関係者でもコースとは何か、何故学科ではなくコースなのかの理由を知らない人はいるのではないでしょうか。 今回は「学部・学科・コース」をテーマに…

大学職員と大学設置基準③~学際系の教員数の計算について~

大学職員が押さえて(理解して)おくべきものとして、「大学設置基準」が挙げられるかと思います。その中で分かりにくいものとして、「この規模の領域の学部学科で、何人の教員がいるのだろう?」という事ではないでしょうか。特に教員数の計算についてはや…

大学職員と大学設置基準②~学部を作るのは楽ではない~

だいぶ前ですがこんな記事を書いた事がありました。 大学職員と大学設置基準~教員数の計算について~ - 大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログas-daigaku23.hateblo.jp 教員数の計算は分かりにくいようですが、公式やどこを見ればいいかさえ分…

大学設置基準の専任教員(基幹教員)の必要教員数の計算方法

私の周りの職員に聞くと、大学に関する法令といえばと聞くと学校教育法や大学設置基準と聞くことがありますが、実際に内容を理解している人はあまり多くありません。 大学事務組織は非常に慣例を大事にし、変更を嫌います。別にそれは悪いとはいいませんが、…