お休みが多いと世間では言われている大学職員ですが、私が勤務している大学は休みは(就業規則では)日曜のみであり、土曜日は規則に則った休日数を取得可能です(可能であって、休みを取ることは義務ではない)
他大学の職員に話を聞くと、週休2日制だが、夏休みはお盆の数日間だけという大学もありました(国立大学とかもそうなのでしょうか?)
まあお盆休みという休暇があるだけでも、マシな気がします。(前職では、お盆時に有給休暇を消化して数日休ませてやるといった会社でした)
土曜日の分は夏や冬に休暇がありますが、土日休みがいいのか、ある期間に休みがあったほうがいいかは人によって考えるがあるかと思います。
さて、今回は大学職員の休日出勤がテーマです。大学によっても状況は様々ですが、ある大学の例としてお読み下さい。
大学職員が出勤するケースとしてどのような理由があるでしょうか。
ふと思いつくもので、①授業日、②オープンキャンパス、③入試、④その他が挙げられます。
①授業日
日曜に授業をやる事はほとんどありませんが、祝日(特にハッピーマンデー)は授業を実施する事が多いです。これは授業を90分×15週(+1週)確保する為です。このあたりは大学の単位制度に関わってきますし、某大学の100分授業の議論でも、ブログ等で取り上げていらっしゃる方がおりますので割愛します。
なお、授業日でも学生に直接関わらない部署は交代で休みを取るようにしていたりします。
②オープンキャンパス
私が受験生の頃はオープンキャンパスはあまり一般的ではなく、学園祭に行くぐらいでした。しかし、現在オープンキャンパスは春頃から月に1~2回開催されています。募集・入試担当部署は当然全てのオープンキャンパスに出ていますし、それ以外の部署も運営の為に交代で出勤しています(小規模大学では全員出勤という事もあるようです)
③入試
9月~3月まで入試シーズンです(シーズンといっても、7ヶ月をシーズンと言ってよいか疑問ではあります)入試も志願者数が多い入試は、職員は全員が出勤を行い業務が割り当てられています。入試は大学の入試だけではなく、センター試験も業務があります。なお、入試も毎月1回のペースで実施されています。
④その他
部署によって様々ですが、学園祭の為の出勤、国際交流活動や(PBLやサービスラーニングといった)地域での学び活動の一環としての出勤、他大学との会議等での出勤(出張)…etc
これらの休日出勤は、学内でもキャンパスの規模によって全員出勤orシフト制もあって一概には言えません。しかし大学職員も休日出勤はかなりあるという事を少しでも知っていただければと思います。
最後に、「大学職員と休日出勤」というタイトルですが、大学職員と大学教員と置き換える事も可能です。特に学部長や学科長は全てのオープンキャンパスと入試に出勤されていますので、研究する時間はあるのだろうかと不安にさえなります。
募集・入試業務の負担軽減をするだけで教員の負担はだいぶ違うのでしょうけれど、責任を取りたくない事務局(職員)では、一長一短では変化しにくい分野であるなと感じています。