大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

大学や高等教育関連、法令の解説が中心のブログ

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福祉系大学は定員割れに陥っているのか

東京福祉大学で多くの留学生の所在がつかめないという事が話題になりました。これを受けて、文部科学省から大学や高等専門学校へ向けて「外国人留学生の適切な受入れ及び在籍管理等について(通知)」が4月1日付でも出されています。 またこの話題について…

2020年度の大学の入学定員の拡充〜申請から見る都道府県と分野別の増加数〜

2018年度に行われた大学入試は、入学定員の厳格化により模試がA判定でも落ちる、補欠合格(繰り上げ合格)が3月末まで続きました。 受験生からしても、大学側からしてもいつまでこれが続くのか不安に感じた所も多かったのではないかと思います。 さて、2019…

大学職員の仕事が出来るという事と昇格や降格について

4月は人事の時期である。人事といっても、特に4月は部署等の異動だけではなく、昇格・降格、役職が変わるといった事も含んでいる。 (なお、他の大学はどうか知らないが、所属機関では昇格や降格、役職が変わるのは原則4月のみとなっている。) さっき学内の…

平成30年度設置計画履行状況等調査結果の特徴について~是正意見を中心に~

2019年3月28日(木)に文部科学省のホームページで「設置計画履行状況等調査の結果について(平成30年度)」が公表されました。例年、この結果は2月下旬に公表されていましたので、かなり遅い公表時期です。 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ninka/1413…

第3期認証評価1年目受審大学の大学評価結果の提言から見る内部質保証や教育課程・学習成果のメモ~大学基準協会を中心として~

大学は学校教育法により認証評価を受ける必要があります。 (学校教育法) 第百九条 大学は、その教育研究水準の向上に資するため、文部科学大臣の定めるところにより、当該大学の教育及び研究、組織及び運営並びに施設及び設備(次項において「教育研究等」…

私立大学等改革総合支援事業のタイプ1「教育の質的転換」に応募する事の是非

平成25年度から始まった私立大学等改革総合支援事業ですが、特に教育の質的転換型(タイプ1)は全学での教育改革や取組を要求するものが多く、大規模大学では申請をしにくく、小規模大学や単科大学では比較的取組をすると点数に直結しやすく選定されやすい…

大学の学位プログラムと近年の政策における関連メモ

最近、仕事をする上で「学部学科単位」より「学位プログラム単位」でお願いする事が多くなってきました。ただ、ふと思うと学位プログラムを学科と同義語で使う事があると感じるのですが、定義を考えると実は同義語であるとは言えません。 学位プログラムの定…

レスポンシブデザインの大学ホームページと一担当者がHPを更新する際の基本的な事

最近、大学のホームページもスマートフォンやタブレット、パソコンなど画面サイズに依存しないレスポンシブデザインが増えています。 ひと昔前は、スマートフォンでHPを見るとパソコン版と同様の見え方で非常に情報が見えにくい時もありました。 ただレスポ…

大学での研修の設計と実施の考え方の一例メモ

大学では法令によりSDの実施が義務化となり、私立大学では私立大学等改革総合支援事業のタイプ1「教育の質的転換」でFDやSDの参加率が求められています。さらにFDはシラバス作成のFDや、成績評価のFDの実施が求められるなど年2回はこれをやらないといけな…

平成30年度私立大学等改革総合支援事業の選定状況の所感

平成31年(2019)年2月26日に私立大学等改革総合支援事業の選定結果がようやく文部科学省のホームページに掲載されました。 前年度の公表が平成30年2月5日でしたのでいつもより大分遅めの公表です。しかも今まで出ていた選定の内示も各大学にはありませんで…