各大学等における教学マネジメントの確立に向けた方策(学修成果の可視化や情報公表の在り方を含む)について専門的な調査審議を行う教学マネジメント特別委員会の第7回が2019年7月29日に開催されます。
この特別委員会は教学マネジメント特別委員会 審議ロードマップ(改定案)によると第12回までを予定し、第6回及び第7回では学修成果について検討されています。
この両回では「教学マネジメントに係る指針に盛り込むべき主な事項(④学修成果の把握・可視化) 」が示され、第7回は第6回での意見等を踏まえたものとなっているようです。ただこの資料を読むと冗長で何回も同じことを言っていたりしますので、少し用語を整理してマインドマップにまとめてみました。
なお本図は個人で思考の整理の為に主観的に作ったものです。詳細は必ず資料を確認ください。
教学マネジメントに係る指針に盛り込むべき主な事項(④学修成果の把握・可視化)マインドマップ
この資料では、学修成果の把握・可視化について総論と①大学全体レベル、②学位プログラムレベル、授業科目レベルが示されています。
また構成の中であったほうが分かりやすい文言も一部追記しています。特に赤字は私の個人メモになります。
この中では学修成果の把握・可視化の目的(何の為か)といった事や学修成果の把握のツール(小道具)も列挙されていますね。
その中で気になるのは以下の点です。
- (学修成果の文脈の中での)専門的スタッフとは何か
- 学修ポートフォリオは学生だけではなく、学外に対しての情報提供
- 雇用者へのヒアリング
特に社会との関連として学生の同意によってポートフォリオの情報を提供することや卒業生評価、さらに雇用主へのヒアリングによって卒業生の評価をし、自らの教育活動の見直しにつなげる事も書かれています。
医療福祉系だと雇用主へのヒアリングや調査をやっている、あるいは実習の時に聞くといった事がされているとも聞きますが、一般企業の場合は該当大学から多くの学生が入社している or 繋がりが強いのでなければ、ヒアリングを引き受けてもらうのは難しいだろうとは思います。
マインドマップのPDF版について
画像ファイルではなくPDFが必要な方は下記からダウンロードできます。急いで作ったので誤字脱字があれば後で修正します。
情報の公開についてはこのような研究を取組みをされているサイトもありますね。