大学で働くという事は、企業と比較するまでもなく様々な仕事があります。教育系部署と管理系部署というような分け方もありますが、最近はそのあたりが混在している部署もあるかなと感じています。
その中でも、(大学によっては少人数の)専門性や経験が求められる業務として教職課程に関する事務があると思っています。私自身は教職課程の仕事は一部しか経験がありませんが、内部からの問い合わせに対して、法令や通知のどこを見ればいいのかを調べるのが大変であった記憶があります。
今回読んだ本は、教職課程事務に必要な知識や法令・通知も掲載されており、個人的には、「履修に関する相談内容の分類」は教職課程素人の身にとって大変勉強になりました。
著者の「他大学の方に頼りすぎて、部署内で相談するよりも先になんでも他大学に頼るという依存姿勢」という内容は非常に共感するところです。(大学業界は聞けば、色んな事を教えてくれる文化はあるかと思いますが、調べれば容易にわかる事を聞くというのはどうかと私も思います。)
なお、この本の著者が関わっている下記の本も2月9日に出版されるそうです。