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大学組織や大学職員について、昔と変わった事

〇年前に大学職員になり、もう若手とは言えない立場ですが、ふと考えると10年前と今ではだいぶ大学、特に事務組織や大学職員に様々な変化があったように思います。

ただ今回書いたのは主観的なものですし、大学によって組織文化がありますのでどの大学も同じとが限りません。

 

大学内の様々なセンター、機構、部署が増えた

今の大学は教育研究だけではなく、地域連携や社会貢献、国際交流、他大学連携に取り組む事も社会から求められています。また学生に対する部署も昔は教務部門と学生生活部門とシンプルでしたが、各資格課程の専門部署などの設置をしています。 

この理由として、昔はある部署で色んな仕事をやっていたのが、業務の複雑化や業務量が増えるにつれ、部署を分割する、センターを新しく立ち上げるなどで、学内には様々な部署が増えていった事にあります。 

そして部署が増えると人が増えます昔は、部署も少なく専任教職員は覚えられるぐらいの数でしたが、今は色んな部署がある&派遣職員や契約職員がだいぶ多くなりました。なお、専任職員の数は殆ど変わらずに兼務という事が非常に多いです。

 

アウトソーシングの活用

色んな部署でアウトソーシングや外部の人に入ってもらう事が増えました。例えばキャリア(就職)支援はキャリアコンサルタントを持っている人を配置してキャリア相談をしてもらう事はどの大学でもやっているかと思います。 

そうするとキャリア支援部署の専任職員は、昔は学生のキャリア相談もやっていたのが大学全体のキャリア支援をどうするかといった企画や先生や各部門との調整の仕事の割合が大きく増えています。 

キャリアだけではありません。募集活動は企業の人が入ったり、元教員(校長先生など)が行うケースもあります。また総務系であっても会計処理や施設等は外部業者にアウトソーシングするケースもあります。 

つまり大学職員の役割は、アウトソーシングが進む事によってどの部署であっても前線から企画調整の比率が高まっているように感じています。

さらに単純な事務処理はアルバイトや派遣職員の方が行うようになり、専任職員は高度な知識やスキルがないといけないように思われます。

 

職員の役割の仕事が出来ない人の定義の変化

ひと昔前の大学職員の仕事と言えば事務処理がメインで、上長や教員の指示に従って迅速・丁寧・ミスなくやる事が、仕事が出来る大学職員とみなされていたことがあったようです。

しかし最近は、ミスなくやる事は必須条件であって、業務に必要な知識を持ち、信頼があり、的確に企画調整を行い、コストパフォーマンスを考えて仕事が出来る人が仕事が出来る大学職員であるというイメージに変わっているように思います。逆に言えば、これらが出来ない、知識がない大学職員はあまり評価されなくなったなとも感じています。

 

採用活動の難しさ

私が入職した頃はそうは感じなかったのですが、今は、大学職員は何故か人気職種になっています。ただ採用活動に関しては、ここ数年、応募数はあるけど、採りたい人が減っている・求める人材に合っている人が減っているという実状も採用担当から聞きます。

どんな前職(現職)であってもそれだけで採用する事は少ないですし、単純に楽とか給料などが目的の人は求めていません。その分、ここ数年で入職した若手の職員は非常に優秀です。

 そもそも中途採用(且つ一定の年齢以上)だと、プロパーの大学職員より給料はだいぶ低くなることが多いのですよね。