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教職協同という温度差について

先日、ツイッターでもつぶやきましたが、学内のある報告を聞いていて思った事で

「教職協同で学生支援をしましょう」とかを聞きます。

 

ただこの意味するものは、例えば「就職の状況も先生がゼミで聞いてもらえませんか?」「アドバイザーをしっかり学生指導をお願いします」とかなのではと思います。

 

ここで引っかかるのは、自分達の現状と教員の現状がある中で、教員のみの歩み寄りを求めているケースが多いのではないかという事です。逆に言えば、教職協同をするために職員は何をしているのかが問われるのではないでしょうか。

 

教職協同についても様々な調査や論説がありますが、例えば、ベネッセの調査(特集 教職協働の理想像を探る:「教職協働」の課題は? Between 2008.夏号)では、教職協同の課題として、職員の能力・専門性の向上、意識改革、相互理解が上位3つに上がっています。

 

職員の能力・専門性の向上が一番意見として多いですが、単純労働や毎年同じ業務を同じようにやるだけ(PDCAができていない)の職員が教職協同を掲げる場合もあります。

 

教職協同というのであれば、自分達ができることや強みを明確にし、伸ばすことが何よりの近道ではないかと思います。

 

正直今の現場からでる教職協同という議論は、自分達が大変だから手伝ってほしいという意味がかなり強いと思っています。