職場や自身の研究において、昨今は新しい評価の話題が出てきます。
<参考>弊ブログ過去記事
新しい評価では何か斬新なことが求められているわけではなく、教学マネジメントを学部学科、研究科レベルでしっかりやっていくことが必要です。
そのためには大学の構成員が教学マネジメントについて理解し、現場で教学マネジメントを推進していくことが不可欠です。
それでは教学マネジメントを理解するため、また教学マネジメント担当者になった際に何をすればいいのでしょうか。
1.教学マネジメントを理解する
まずは教学マネジメントはどのようなものか、どのような要素があるのかを知り・理解しましょう。
最初は、教学マネジメント指針を熟読するといいかと思います。最初は概要だけでも構いません。3つの方針に基づき、カリキュラムの編成や学修成果の可視化、FDやIRの役割などがしっかり理解できればいいかと思います。
<参考>弊ブログ過去記事
また昨今の大学に関する答申も読んでおきましょう。
教学マネジメントについてはそのものを理解する書籍はあまりないのですが、茨城大学の事例の本は非常に読みやすいと思います。
2.大学の教学マネジメントを理解する
所属大学では教学マネジメントはどのように行われているかすぐに答えられますか?例えば私は所属が変わった場合は次のことをやりました。
- 規程を全て読む。特に関連ありそうな箇所は過去規程もあればそれも
- 履修の手引きなどの学生向け冊子を全て読む
- シラバスを読む
- アセスメントプランとそこに記載してあるものがどうなのかレポートを読む
- 自己点検・評価や認証評価の報告書を読む
- 中期計画や事業報告書などを読む
- 上記を読んで、関連ありそうな学内の会議体の記録を過去1~2年は目を通す
- IRデータに目を通す
- FDやSD等の記録を読む
- 理事長や学長の所信表明や年初挨拶などを読む
ただ、これをやってもかなり疑問が出てきます。なぜ、これがないのか、ここにこれが書いてあるのかといったことや、3つの方針の改定はどのように行われるのか手続きが明確になっているのかといった具体的なものもあります。
3.人と話をする
教学マネジメントとは何かを理解し、学内の組織や手続きが分かっても、なぜこうなったのか、実際はどうなのか、どのような考えのもとに今は行われているのかといったことを知っておく必要があります。
決して、答申ではこうなっている、教学マネジメント指針があるからやりましょうではなく、大学の構成員の理解が必要です。
ちょっと違和感があるものでも、その違和感になったのは理由があります。それを紐解くためにも色んな人と話をすることが必要です。
4.参考本
次に参考本をいくつかおいておきます。
教学マネジメントを推進するために




