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令和4年度教育の質に係る客観的指標における昨年度からの変更点メモ

私立大学の経常費補助金の配分基準の増減率(マイナスからプラスまで)を反映として、教育の質に係る客観的指標というものがあります。

補助金交付を申請する大学において、この指標を満たして、点数と獲得し、増減率を少しでも良いほうにしないと、大規模大学だとかなりの交付額に影響します。

各指標の詳細はここには書きませんが、昨年度との比較をしながら注意すべきところだけをメモ書きとしてまとめました。

国公立大学の人は、私学ではこんな項目が求められているのかと目次だけでも見てもらえるといいかもしれません。

※一部見落としがあるかもしれません。また些末な変更はメモとしていれておりません。

①ガバナンスコードの遵守

・どの団体のガバナンスコードに準拠しているのかを公表すること

・基準期間内に点検・評価し、結果を公表

・適合できていないものや遵守されていない項目は理由や今後の対応方針を公表

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②3つの方針を踏まえた取組の点検・評価

学外もいれた自己点検・評価の実施

・「全学・全学部」→「全学部等」

・学外の参画で、「大学等の所在する」がない(他地域でもOKか)

・学外で法人格がある組織

③全学的な教学マネジメント体制の構築

・全学部等の教育活動を対象としているが削除

 ※教育課程編成などは変わらず

④IR機能の整備

・学内外に対して必要な情報を提供する活動が要件から削除

⑤情報の公表

⑤-1は大きな変更なし

⑤-2

・平均と比較する就職率の算出について、令和2年度卒業生と明示

⑥FD組織の設置及び実施

FD参加率100%求められる

特に大きな変更はなし

⑦SDの取組状況

SD参加率100%が求められる

・一部のQ&Aが削除(おそらくFDを準拠するものと考えられる)

⑧教員の教育面における評価制度

教育面で優れた教員の評価制度の有無※学生の授業評価も活用していること

⑨履修系統図の作成等を活用した教育課程編成の改善

・R4年度の教育課程の編成にあたって、昨年度以前の履修系統図を用いた検証・検討実績が全学部等であること。検討内容が議事録等で確認できること

※国は毎年度カリキュラム課程の編成を行うと考えているのだろうか(毎年は、せいぜい確認程度で、大きな改変は数年おきという大学もあるはず)

⑩GPA制度の導入、活用

・Qに退学勧告の年次進行の取り扱いについてが記載

⑪準備学修に必要な時間等のシラバスへの明記

大きな変更はなし

⑫入学前教育や初年次教育の実施

・昨年は初年次教育のみだったが、入学前教育も追加

 (改革総合タイプ1から移行か)

⑬学生の学修時間・学修行動の把握

・調査の期間、把握と活用の期間が明示

・全学年の要件の明示

⑭学生の学修成果の把握

・学生へのフィードバックが削除

・把握、活用の期間が明示

・全学年の要件の明示

・学修把握は全学年でやっていればよく、方法は学年で異なってもOK

※調査は匿名不可

⑮学生による授業評価結果の活用

大きな変更はなし

⑯卒業生のキャリア(就職・進学等)の状況の把握と教育活動等の改善

改革総合からの移行

卒業後調査の実施と結果を教育活動の改善に使っていること