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文部科学大臣会見(10月16日)の大学の対面授業に関する調査についてのメモ

10月16日のニュースで次のものがでてきました。

www.tokyo-np.co.jp

また他のニュースでは数字が違いますがこのようなニュースがあります。

www.jiji.com

公式サイトにアップされる10月16日の羽生田文部大臣会見(令和2年10月16日)をみると半分以上のようですね。ただ何を言ったのかを大学関係者として理解しておく必要があると思いますので、該当の大臣の会見の大学の対面授業に関する事項についてのメモをおいておきます。

大学等における授業等の再調査について

9月に各大学等における後期授業における実施方針の調査の結果を発表したところである。

・この調査において対面授業の実施割合が低調だった大学に対して、改めて授業の実施状況を把握するための調査を行うこととした。

・今回の調査では前回の調査で全体の対面授業の割合が全体の半分未満となる予定と回答した大学等約380校を対象に、大学等の名前を含めて結果を公表することを前提として後期における授業形態や授業形態について学生が理解納得をしているのかを調査する。

・本日(10月16日)には各大学等に調査依頼を発出し、来月上旬を目処には結果をとりまとめる予定である。

・文部科学省としては本件調査をふまえながら、各大学において学生の学習機会がしっかりと確保されるように取り組みをうながしてまいりたいと思う。

報道からの質問

Q 校名公表を前提に現状把握したいとの事なのだが改めて狙いを教えていただきたい

A ご案内のとおり、各大学で後期の授業が始まっていると思う。それで前期の状況の中でまだキャンパスに一度も行ったことがない学生の声ですとか、あるいは施設利用料を払っているにも関わらず図書館が利用できないなどの学生の皆さんの厳しい現状について文科省としてはその声を受け止めて、その後期の授業については決してオンラインが悪いというわけではないが、対面で学ぶ必要性が大学教育の中であるだろうと、友との語らいや教授とのいうでなれば授業外での質問などですね。こういった事ができるように対面もバランスよくやってハイブリッド型の授業をやっていただきたいと常々お願いしてきたがどうも後期が始まったにも関わらず対面授業がなかなか再開出来ていない状況があるという声を多く聞くので、改めて前期の段階でアンケートをとった大学にもう一度どうなっているかといったことを確認してみようとした次第である。目的はできる限り大学で感染拡大に配慮しながら様々な工夫をして、ぜひ対面での授業を取り混ぜたハイブリッドの授業をしていただきたい。

 

Q 関連で校名の公表は全部をするのか、公表する基準を定めるのか?

A 公表するということになれば、特別が学校だけ名前を出すのはおかしな話なので全部校名を出すことになる。あとで公表の是非を聞くのはいっぺんに聞いたほうがいい。そのことも含めて、いまお尋ねをしている。

 

Q (対面授業が)一定割合が少なかった校名に対して、この学校はいまこういう現状ですと周知するということでいいか?

A そうですね

 

Q 対面とオンラインの大学の関係ですが、色んな調査をみているとオンライン授業に一定の満足感を得ている学生が思いの外多いという結果が出ている。今回こういう形で調査をかけると、特に半々より少ない大学に調査をかけると、大学側はもっと対面を増やしたほうがいいというメッセージ性をうけとる大学があると思うが、大臣としてはどうお考えか?

A オンラインの授業が決して駄目だということではなく、大切なのは受け手となる学生の満足感や納得度だと思う。そういった事にきちんと配慮していただいた授業運営をしていただきたいというのが大きな目標である。例えば少人数のゼミなどはオンラインのほうが時間に縛られずに授業ができるなどのいい点なども私としては聞いている。それはそれでいいと思うが、他方として文科省に寄せられる多くの声は入学したのに一度も学校にいけない、友人にいけない、そのことによってこの際、休校(休学?の誤り)や退学を考えている学生もいるという危機的な状況もあるので大学としてそういったことに寄り添って学生の皆さんの声を聞いていただくということが大事だと思う。単に機械的に対面を量的に増やせということを求めているのではなく、大切なのはそれぞれの学生のみなさんが納得しているかどうかである。そういう努力を丁寧にやっていただきたい。

 

その他の報告について

また他の報告として各大学のコロナ対策についてがあり、退学率について昨年度と比較したところ、現時点では大きな変化はないという報告がありました。