大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

大学や高等教育関連、法令の解説が中心のブログ

【スポンサーリンク】

大学で何かを変えたい、変えるにはどうするか

4月も半分が終わり、新卒や中途採用等で大学に新しく働き始めた人は「これ、おかしいよね」「これをこうしたら、もっと良くなるのに」と思いつつも、それを提案して、突き返されたり、意見が中々通らなくて、やきもきする人もいるでしょう。

大学という組織は、どちらかというと官僚型組織であり、法令や学則・規程等が適用され、これらに沿って管理運営がされています。

また縦割りな組織であったり、教学と経営(大学と学校法人)とのバランスなど、大学によって様々な要因で新しい事を始めたり、変革を起こすことは難しい場合があるのです。
では自分が何かを変えたいと思っている時はどうすればいいのでしょうか。あくまで自分の所属組織を基にいくつかまとめてみます。

<関連記事>

www.daigaku23.com

 

 

大学の意思決定システムや何かを変える時のプロセスを理解する

大学で行われる事は、規程に基づいている事が多いです。また何かを変える時は規程を変えなければいけない事や新規に規程を作る必要がある事もあります。 

その為、大学の意思決定システムであったり、規程を変える際のプロセスは押さえておくべきポイントです。例えば規程は、稟議だけで変えられるものではなく、大学の教学マネジメントシステムに則って審議をした上で変更をしなければいけなかったり、大学によっては全ての学部の教主会を通過しないと規程が変えられないという事もあります。 

その為、自分の所属機関ではどのような規程がどのように審議され作られる(変更されるのか)といった事や意思決定システムをわかっておく必要があります。 

これは学内政治の理解にも繋がります。自分の実力で何かを変えたいという事は良い事なのですが、誰が力があるのか、また自分が変えたいと思っている事に理解を示してくれそうなのかは、こちら側もチェックが必要です。 

学内政治に首をつっこみたくないと思う人がいるかもしれませんが、自分が偉くないかぎりはそこは押さえておかないと何かを大きく変えるのは難易度があがるかと感じます。)

 

信頼を得る

自分が中途採用で大学に入職した時に、窓口になってくれた職員に口酸っぱく言われたのは「世間の常識は大学での非常識で、世間の非常識は大学での常識。だから、色々と変だと思ったり、変えたいと思う事があるだろう。でも信頼がないと周りも動いてくれないし、何かを変える事は難しい」です。 

確かに入職して数年たつと、知り合いも増え、何かを変えるという事はやりやすくなりました。

 

知識(専門性)を身につける

自分が目指しているのは、その分野についてきちんと知識(や能力)を身に着け、それならまかせられると思ってもらえる事です。この分野であれば、学内で詳しい人は数人しかいないぐらいまでだと、何かを変える時はそんなに苦労はしないです。 

ただオールマイティーに全てについてやるのは個人のキャパシティとしても難しいので、1~2つ程度に絞った話になりますね。

 

外圧を使う

大学は昔の護送船団方式の影響か、他の大学がやっている事は比較的容易に変える事が出来ます。「〇〇大学の事例でこんなのがあります」と根拠資料としてつけると、提案が通ってしまうケースもあります。 

その為、他大学の事例などはリサーチをしたり、情報を集めましょう。特にインターネットとかに出てこない情報などもあると信頼性や価値が高まります(それには外部へのパイプや、日ごろの付き合いも必要ですけどね。情報クレクレ君は嫌われますから)

また国や団体が「~~~~」と言っているというのにも弱いです。私立大学等改革総合支援事業なんで最たる例ですね。ここで出てきた設問に掲載されている事は、大学では取り組みやすいです。