近年、祝日も授業をやる大学が多いですが、2019年のゴールデンウィークは10連休が取れそうです。
では、東京オリンピックを行う2020年はどうでしょうか?
なお、東京オリンピックや東京パラリンピックの日程は次のようになっています。
オリンピック競技大会開催概要
正式名称 第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
英文名称 Games of the XXXII Olympiad
開催期間 2020年7月24日(金)~8月9日(日)
競技数 33競技
パラリンピック競技大会開催概要
正式名称 東京2020パラリンピック競技大会
英文名称 Tokyo 2020 Paralympic Games
開催期間 2020年8月25日(火)~9月6日(日)
競技数 22競技
また2020年は、国民の祝日が一部変更となっています。
国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)の特例について
平成32年(2020年)に限り、「海の日」は7月23日に、「体育の日(スポーツの日)」は7月24日に、「山の日」は8月10日になります。
2020年の祝日は非常に変則的なので、注意が必要です。(インターネットでカレンダーや祝日について調べると、修正されていない情報も見受けられました)
2020年のカレンダーから見る前学期のスケジュール
これらをふまえ、前学期のカレンダーを作成しました。
青の点線で囲っているのが東京オリンピック、緑の二重線で囲っているのが東京パラリンピックです。
ゴールデンウィークに授業を行わない場合
さて、このカレンダーにセメスター制で2単位講義科目を行うとして、補講や試験期間も見越して16週までを書き込んでいきます。なお、4月ですので4月1~4日までを入学式及び新入生や在学生のセミナーや説明会に充てると仮定します(4日間だとちょっと短い気もしますが)
水曜の15回目と16回目の授業が東京オリンピックにどうしても重なってしまいます。これだと東京オリンピックのボランティアをする学生は授業に出られなくなってしまいます。
ゴールデンウィークに授業を行う場合
ではゴールデンウィークに授業を行う場合はどうでしょうか?
7月23日と24日も授業を突っ込んでいますが、何とかオリンピックまでには15回目の授業は終わりそうです。
ゴールデンウィークはまったく休みにはなりませんけど、たぶんこのような学年歴とする大学もあるでしょう。
100分授業時間で14回の場合
2018年ぐらいから、100分授業とする大学が増えてきました。100分授業にすると、夏季や春季に余裕が出来て、留学やインターンシップに参加しやすくなったりもするでしょう。
学生の学修時間の確保や学生の主体的な学びを促進できる授業のさらなる推進が出来るとホームページに書いている大学もありますが、ここについては本当にそうかは疑問があります。
<各大学の100分授業に伴う公表>
100分授業化に伴う2018年度の授業時間と事務室窓口業務について|社会学部|法政大学
2018年度からの授業時間割の変更と統一について | 東京電機大学
2019年度 100分授業時間の導入について | 日本女子大学
2019年度からの授業時間帯・学事暦の改定について | 桜美林大学
【重要なお知らせ】2019年度からの本学授業時間割の変更について | 中央大学
2019年度からの学期区分と授業時間割の変更について | ニュース | 上智大学 Sophia University
14週までの授業であれば、ゴールデンウィークはばっちりです。
4月29日に仮に授業をやると、だいぶ早く授業が終わるので補講等で15回目をとっても行けそうですね。
終わりに
大学としては100分授業で14週というのは、色々な事を変更しなければならず抵抗感も強いでしょう。でも東京オリンピックという外圧を使って、100分授業にする大学はあるだろうと思います。
某100分授業の大学で非常勤をやっている知り合いの先生から聞くと「それいいの?」と思う単位の実質化とは真逆のような案内がされているとも聞きます。
そして90分授業の15週の大学で東京オリンピックに配慮する大学は、ゴールデンウィークはなしですね。