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内部質保証と第3期認証評価⑦何をもって内部質保証が出来ていると証明するか

第3期の認証評価では内部質保証システムの構築だけではなく、そのシステムがきちんと運用されているかが問われ、評価されます。

 

第2期では、内部質保証のシステムを用意できていれば良かったのが、第3期だとそれがきちんと運用され、常に質を検証し、上げる施策や取組を行っていることが求められるのです。

 

でも認証評価では、内部質保証が充分に出来ているとどうしたら言えるのでしょうか?

この点についていくつか思いつくものをあげておきます。

 

内部質保証システムについて

内部質保証システムは大学全体で構築するものです。例えば学部や研究科など一部の組織が自由気ままに行動していると、結果次第では教学マネジメントが出来ていないとも見られます。

確かに学部や研究科として常に点検評価を行い、特色化や差別化なども図りながら教育研究を進めていくことは重要ですが、内部質保証が出来ているのは学部が保証するものではなく、大学が保証するものである事は押さえておかないといけません。

 

目標や方針なき点検評価

常に大学や学部の教育目標、3つの方針や他の方針に則った点検評価をする事が必要です。個人の価値観などから、これはいいと評価する場合があります。それもいいかと思いますが、きちんと理由を分かるようにしておく必要があります。

また目標や方針を既に達成している場合は、それを示す資料や帳票を用意する必要があります。

 

組織体で行っていることを証明する

点検評価については何らかの組織体で行われる必要があると考えています。

個々が主張するのではなく、多角的な視点から見て、点検評価をしている事が必要です。さらに、組織体での議論の資料は内部質保証システムの過程を示す資料として重要になります。

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評価の中で何を持ってどう判断するか

点検評価を行った際に、客観的に悪いものは悪いと判断できるかどうかも重要です。例えば、法令違反は明確なのに、学生をはじめとしたステークホルダーから文句が出ていないからOKとしていると、内部質保証以前の問題です。

 

内部質保証システム自身も客観的に評価されているか?

例えば大学の内部質保証システムや自己点検評価のあり方を外部評価委員などに見てもらう必要があります。

ただ外部評価委員にも高度な知識や経験が求められます。私立大学では、平成29年度までの私立大学等改革総合支援事業のタイプ1で、外部評価を受ける事についての項目がありました。ただ企業や自治体の人が外部評価委員になっていると、自己点検評価そのものを評価してもらうのは事前にかなりの打ち合わせや説明が必要です。

 

考えが全てまとまっている訳ではありませんが、気づいた点を書き出しました。

今後第3期認証評価の第1年目の大学の評価が出れば、おそらくこのあたりもだいぶまとまるだろうと思います。

 

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