大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

大学や高等教育関連、法令の解説が中心のブログ

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2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

初心者が規程や規則を策定する際の手順例

社会人中堅ともなると、法令が変わったり、新しい事業をやる場合に規程を改変したり、新規に策定をする必要があります。 しかし、日常業務の中で規程を学ぶ機会は中々ありません。そこで先日、大学職員の文書というテーマから、「規程」に関するワークショッ…

内部質保証と第3期認証評価②法令及び省令の理解

大学が第3期認証評価の申請や内部質保証を進める上でまず確認しなければならない事は、学校教育法や大学設置基準などに沿った大学運営が出来ているかどうかです。 例えば大学設置基準は、大学としての最低限の基準ですので、これすら担保出来ていないのでは…

IRと大学職員㉗データと情報の違い

IRを行う上で、そのデータを出してとか、その情報が欲しいとか言われたり、言ったりしていませんでしょうか?またどちらも同じような意味合いで使っているケースも多いかもしれません。 しかし、データと情報はまったく異なります。例えばIRの定義や何か…

内部質保証と第3期認証評価①会議資料や議事録の点検

平成30年度より大学の認証評価は第3期もしくは第3クールと呼ばれ、内部質保証がきちんと出来ているかについて厳しく問われるようになりました。(第1期は自己点検評価をしているか、第2期は自己点検評価を不断的に行い、内部質保証の仕組みが出来ている…

リカレント教育は寄附講座にしたらどうだろうか

5月15日に中央教育審議会大学分科会将来構想部会 第14回制度・教育改革ワーキンググループが行われました。 この会議での議題は、社会人の学び直しに係る制度改正、実務家教員の登用制度、認証評価制度です。 なお社会人の学び直し(以下、「リカレント教育…

大学間連携の難しさ

ここ数年、大学の連携の話がよく聞くようになっている。それはコンソーシアムだけでなく、補助金や政策誘導による大学間連携共同教育推進事業や私立大学等改革総合支援事業のプラットフォームも連携の一つであある。 <参考> 大学間連携共同教育推進事業:…

読了記録:「アメリカの大学に学ぶ学習支援の手引き」「通じない日本語」他

以下の本を読了しました。 アメリカの大学に学ぶ学習支援の手引き まずは「アメリカの大学に学ぶ学習支援の手引き」です。 学習支援というと学生支援と混同しつつ、アメリカの学生支援についてのみ言及しているのかと思っていました。しかし、中で言及されて…

読了記録:「おそろしいビッグデータ」や「「大学改革」という病」

以下の本を読了した。 ●おそろしいビッグデータ 超類型化AI社会のリスク 著者は法学の研究者であり、ビッグデータがもたらす個人にふりかかるかもしれない危険を法律に基づいて分かりやすく説明している。 ビッグデータについては概要だけ説明されているが…

大学職員が理解すべき大学設置基準と解説⑦教育課程

大学設置基準シリーズ第7弾、今回は教育課程です。今回はちょっと長いです。 (教育課程の編成方針) 第十九条 大学は、当該大学、学部及び学科又は課程等の教育上の目的を達成するために必要な授業科目を自ら開設し、体系的に教育課程を編成するものとする…