大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

大学や高等教育関連、法令の解説が中心のブログ

【スポンサーリンク】

備忘録 大学訪問に思う最低限のマナーについて②~海外編~

このブログを始めた頃、こんな記事を書いた事がありました。 www.daigaku23.com 本学も訪問を受けることがありますが、受ける側は資料を用意した、学内側での受ける人の調整が必要など、かなり手間がかかるのですよね。 さて、上の過去記事は国内の大学です…

専門職大学の今までの認可申請と2021年度開設の傾向と特徴

専門職大学の制度は2017年5月に創設され、2017年度から大学の開設の申請がはじまり、2019年度には2つの専門職大学と1つの専門職短期大学が開設されました。 www.mext.go.jp また2020年度開設の大学も大学設置・学校法人審議会から答申がだされ、現在はいく…

教学マネジメント指針から見る、今後大学が検討及び確認する事項のメモ

教学マネジメント特別委員会第11回が2019年11月21日に開催され、資料として「教学マネジメント指針(案)」が示されています。 これは指針であり、マニュアルではない、各大学で独自の文化も鑑みえて「学修者目線」の教育を行うようにとの事ですが、今後は補…

組織名記載の並べ方~ある組織の一例として~

先日、他部署の若手から「書類を作る際に、組織(学部)を一覧にするのにどのような順番で組織(学部)名を並べればいいか」と聞かれました。 大学の場合は、書類で学部の順序に関しては適当に並べると後でお話をいただく事もあります。でも、一部署にいると…

大学の授業の外注化の議論と論点

桜美林大学で授業外注化に関するニュースが流れてきました。この英語科目の外注化については、他のブログでだいぶ前から触れられている所ですが、最近はよくこのような話を聞くようになりました。 biz-journal.jp それでは授業外注化は何が問題なのでしょう…

教育や大学の現場における負の言葉の影響~Fランクや「~できない」という言葉~

大学のランクを示す言葉として「Fランク」という言葉があります。この言葉は、例えば合否判定ができないボーダーフリー(BF)からFランクという言葉が出たとも言われています。 そしてこのFランクという言葉を試しに検索してみると、Fランクの大学はここだと…

履修モデルと履修体系図(履修系統図)とは何か~2つの違いについて~

昔は履修登録というと自分が所属する学科(学位プログラム)のカリキュラム表を見ながら、履修登録をして卒業単位の条件を満たすまで、この分野であと●●単位と計算をして履修をしていた記憶があります。しかし当時は今でいう履修モデルなんてものはなく、シ…

グループウェア難民はどこへ向かったのか?〜サイボウズLive終了から半年の間〜

グループウェアは情報共有のツールとして、またはスケジュール調整や共有、ファイル共有の場として非常に優秀です。そこでグループウェアは仕事だけではなく、プライベートや共同研究、さらに勉強会の幹事間の打ち合わせでもなくてはならないものになってい…

大学職員として子育てと教育を考えてみる

大学で働いていると、高等教育に関する情報は多く入ってきます。 例えば昨今では高大接続改革から大学入試が大きく変わり、知識偏重型入試が変わろうとしています。 また大学教育でも、自分が学生の頃に受けた、数百人の教室にびっしりと押し込まれ、講義だ…

第3期認証評価の内部質保証の検証と付け焼刃施策

第3期認証評価は内部質保証を重視する評価となります。例えば大学基準協会は「内部質保証の有効性に着目した評価」(大学基準協会 2019:1)を大学評価の特徴として述べています。 ただ内部質保証のための内部質保証システムは、少なくとも数年間をかけて検…