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読了記録:「アメリカの大学に学ぶ学習支援の手引き」「通じない日本語」他

以下の本を読了しました。

アメリカの大学に学ぶ学習支援の手引き

まずは「アメリカの大学に学ぶ学習支援の手引き」です。

学習支援というと学生支援と混同しつつ、アメリカの学生支援についてのみ言及しているのかと思っていました。しかし、中で言及されているのは、学習支援の専門性だけではなく、歴史的な観点からカリキュラムや教授法・学習方略などについてです。

つまり学習支援は単なる学生生活支援や学生厚生支援ではなく、教育と密接に結びついおり、さらに日本の現状や課題をふまえた上での方略や可能性が分かる良書でした。

アメリカの大学に学ぶ学習支援の手引き: 日本の大学にどう活かすか

アメリカの大学に学ぶ学習支援の手引き: 日本の大学にどう活かすか

 

通じない日本語~世代差・地域差からみる言葉の不思議

2冊目は「通じない日本語~世代差・地域差からみる言葉の不思議」です。

自分が違和感を覚える言葉に「全然」があります。「全然~でない」とか否定やマイナスの意味で使うと理解していますが、最近は「全然凄い」といった用法も耳にします。このプラスの意味で「全然」を使う事が違和感なのです。(古い人間だと言ってしまえばそれまでなのですが)

このような使い方が異なる点についての解釈や発音について、世代や地域といった観点から分析・解釈をしてくれている1冊でした。

通じない日本語: 世代差・地域差からみる言葉の不思議 (平凡社新書)

通じない日本語: 世代差・地域差からみる言葉の不思議 (平凡社新書)

 

 

グローバル人材教育とその質保証

3冊目は、「グローバル人材教育とその質保証」です。

高等教育機関の内部質保証、特に質保証についての解説は非常に分かりやすいです。グローバルとはついているけど、第一部「高等教育機関の「自律」、「自覚」そして「自身」と第三部「高等教育質保証の役割」は読んでおくといいと思います。 

グローバル人材教育とその質保証―高等教育機関の課題 (大学改革支援・学位授与機構高等教育質保証シリーズ)

グローバル人材教育とその質保証―高等教育機関の課題 (大学改革支援・学位授与機構高等教育質保証シリーズ)