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アセスメントと学生負担

 前々回の記事では言うなれば社会や大学外から求められるアセスメント(ポリシー)、前回の記事では大学の財政とアセスメントについて書きました。今回はまた違う視点にしてみたいと思います。 

www.daigaku23.com

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アセスメントを行う際に、大学・学部や学科(専攻)・学生個人といったレベルでどのように行うのかをアセスメントポリシーやプランに載せる場合があります。

 

成績評価といった直接評価やディプロマポリシーに対応したルーブリックや学修行動調査などの間接評価をレベル別にポリシーやプランに記載する事もあります。

 

ここで一つ考慮しないといけないと思うのは、間接評価の学生負担です。例えば学修行動調査をはじめ、学生生活調査や他の調査など学生の調査がここ十年で増えたように思います(学生の調査負担が問題ともいいますね)

 

その原因の一つとして、調査項目が同様の内容なのに、(例えば大学と学部といった)調査主体(レベル)が異なるために学生に同じ事を何回も聞いたり、同じ時期に何個も調査を実施していないでしょうか。また調査は、それぞれのレベルで分析が出来ない・されていないなど、非効率化があったりする場合もあるかもしれません。 

 

学生は直接評価は成績を目にしますが、間接評価はそれがどう活かされているのかが分かりにくい時があります。例えば学修行動調査の結果はきちんと個人に経年の結果を返却したり、学生がきちんとメリットを感じられるようにしないと、学生は労力を使われるだけになってしまうと感じてしまわないかと懸念があります。

 

間接評価は行う意味はあるとは思いますが、学生から何かを提供してもらっている以上は、組織レベルで何が出来ているかだけではなく、きちんと学生に還元できる仕組みや仕掛け、そして学内での共有をしておかないといけないなと感じています。

(国立大学や大規模大学では、高等教育・アセスメント・FDなどに関する機構やセンターを持っており、そこで統括している例もありますが、小規模中規模でそのような組織を持っている大学はあまりないので猶更だと思います)