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科目閉講と兼任教員の担当について

 先日SNS上で、非常勤の先生が履修者がいない科目があり、大学からその科目のぶんの手当がないと連絡があったとの話が話題になりました。

 この話題については給料はどうなるのだとの話が多いように思われますが、次の2つがあるのではないでしょうか。

①閉講する基準と決定時期はいつか?

②閉講する場合の教員への給料は?

この2つは、おそらく別々に考えないといけないのだろうなと思っています。

 

①閉講する基準と時期について

 いくつか、履修規程などを見てみましたが、0人ではなく10人以下は閉講とする場合もあるとしているケースも見受けられました。これは各大学の考えもあると思いますが、「~とする場合がある」としているのは、開講しなくてはならない科目もあるからではないでしょうか。例えば資格課程の科目の場合は、閉講してしまうと資格取得が難しくなってしまう恐れがあります。(本学も教職科目で履修者数3人とかあります)

 また閉講を決める時期は、いつでしょうか?これは調べてもあまり出てきませんでしたが、4月2週目は比較的早いほうではないかと思っています。(今は履修変更とかはあまりやらないのですかね?)所属機関では何らかの理由にょり履修変更が出来る期間があるので、最低でも3週間は開講か閉講かを判断する時間が必要です。(履修者がいなくても3週間は教室にいてもらう事にはなります)

 

②閉講する場合の教員への給料は?

手当の支払い状況については、中々規程を調べるのが難しいですが、私学経営研究会の「大学・短大非常勤講師の待遇に関するアンケート調査」がまとまっていると思います。

公益社団法人私学経営研究会

 この調査結果を見ると、払っていないと答えている大学も多いのが気になります。授業担当を依頼する以上は、シラバスを記載してもらったり、授業準備があると思います。中には非常勤をやらせてやっていると言う教職員もいるようですが、労働にはきちんとした対価が必要です。

 

まあそもそも履修者が集まらない科目はそのままにしておくのかという課題もあるかと思います。大学のカリキュラム上やディプロマポリシー上で必要な科目であれば履修するような仕組みにしておかないといけないですし、もしくは学生からの需要がないので履修者がいないのであれば、科目をそのままにしておくのはどうかといった問題点でももあるかもしれません。また科目をなくすかどうかはといった論点は、教育的な観点と経営的な観点のすり合わせが必要ですね。