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大学名や学部名の難しさ

(まずこの記事は設置担当者、例えば大学を設置する時や学部学科等を設置する際の担当者の立場から書いたものである。)

 大学名や学部名は非常に重要である。例えば私学であれば建学の精神や歴史を写し出すものであり大学のブランドにも関連する事である。一方、大学が大きな変革を迫られる時に、その名前は追い風になることもかあれば足枷にもなる事がある。

 

 では足枷とはどういう事か?まずはその名称から考えられる学位プログラムの範囲である。例えば、大学名に「工科」や「商科」「看護」がつくと、その領域及び関連領域以外の領域の学位プログラムを作る(設置認可)をする事は難しい。(決して出来ないではなくて、工科大学に看護や栄養系を設置した事例もある。)

 これは学部名も同様であり、あまりにポイントをついた学部名とした場合、学部の中にいくつかの学科を設置できない事もある。教育的な側面はさておき、経営的側面で見ると1学部同じ分野の学科を設置したほうが教員数が大学設置基準上では少なくなる可能性もある。ただ最近は、カタカナで何となくカッコよい学部名等ではなく、端的に分かりやすい学部名が多いような気もしている。

 

 大学名を変えるという事は、大学のブランディングを再起をかけたものかもしれないし、そうそう簡単ではない。また学部名は、おそらく担当者によって考えが様々であり、募集担当者からすると、「売れやすい名前はこれだから、こういう名前にして欲しい」と言われることもある。しかし名前を変えるということは、学位プログラムを見る必要もあり、表面だけ変えればいいのではないという事は理解しておく必要があると思う。