大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

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SDと評価について

以前、SDについて、こんな記事を書きました。

SDには特効薬・即効薬はない〜効果と要素から考える〜 - 大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

今回はSDそのもの評価ではなく、SDをやっている人の評価について考えてみます。

 

そもそもSDといっても、職場が行うオフィシャル(業務として実施されるもの)と各自が行うアンオフィシャルなものに大きく区別できます。

(今回はアンオフィシャルなSDがメインです)

 

さて各自が行うSDといっても、研究会やセミナーに参加、勉強会を企画・実施、大学院に通う、資格取得、関連書籍を読むなど様々です。

 

私も含め、様々な場所で出会う大学職員の方で問題意識を持ち、勉強されている方は周りとの評価に悩んでいたり、評価されるのが怖くて勉強していることを職場に公言していない人も多くいます。

 

何故、そのような事になるかですが、

・「勉強している=時間がある=あいつは暇なんだろう=仕事ができない」というイメージ連鎖がある。

・勉強している事により、仕事ができるというイメージや評価がつく(これは悪いことではない)が、勉強と関係ない仕事をふられ、期待以上の仕事にならないと、「あいつは勉強していても仕事ができないダメなやつ」というレッテルが貼られてしまう。

・そもそも学外で勉強している意味や何をしているかがわからない。(遊んでいると思われるイメージもあるでしょう)

このよう事が挙げられると思います。

 

桜美林大学の篠田先生が著書の中で「大学院に通った職員を適切な部署へ配置する必要がある」と述べられておりますが、大学院を卒業したからといっても、システム操作が劇的に早くなるわけでもありません。

 

むしろ、このような事態にならない為の、理解をしてもらうためというの取組みが必要なんだと思っています。